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人を育てる。組織を育てる。

ポジティブに全員参加型で。コスモエネルギーHD CDO ルゾンカ氏が進める「適材適所のDX」

 マーケティング業界でも深刻な問題となっている人材不足とどう向き合い、どこに解決の糸口を見つけるか? また、ビジネスをリードできる強いマーケティング組織をいかに作っていくか? 各社の取り組みを探る本連載。第13回は、コスモエネルギーホールディングスのCDOルゾンカ典子氏を取材した。「“頑張らなきゃ”でDXは進まない、みんなで楽しくやることが大事」と言うルゾンカ氏は、どのようにデータドリブンな組織へグループをチェンジしていこうとしているのだろうか?

※本記事は、2022年10月25日刊行の定期誌『MarkeZine』82号に掲載したものです。

初代CDOとしてジョインしたルゾンカ氏のミッション

コスモエネルギーホールディングス株式会社 常務執行役員 CDO ルゾンカ典子氏

 米国で心理学博士号取得後、米国大手自動車保険会社のR&Dにおける顧客・商品分析の経験を経て、2006年に帰国。主に外資系金融機関で、ビジネスアナリティクス部門の立ち上げをリード。マーケティング関連分析、顧客分析、商品開発など、統計分析やデータ利活用に基づく意思決定を促進。2021年11月より現職。

──はじめに自己紹介をお願いできますか。

 私は、米国の自動車保険会社で、データアナリストとしてキャリアをスタートさせました。日本に帰国してからも外資系企業でのキャリアが長く、特に金融業界で多く経験を積んでいます。コスモエネルギーホールディングスには、昨年の11月に初代CDOとしてジョインしました。着任後に立ち上げたコーポレートDX戦略部に加え、今年4月からはコーポレートコミュニケーション部とIT推進部も統括して見ています。コーポレートコミュニケーション部はグループ全体のブランディングと広報を統率する役割があり、機能としてはCDO、CMO、CIOを担っているような形ですね。

──現職に就かれた当時、ルゾンカさんの目にコスモエネルギーホールディングスという会社はどのように映っていましたか?

 エネルギー業界は、今いろいろな意味で大きな動きがあります。「これからエネルギー問題をどうしていくか?」というのは、複数ある社会課題の中でも大きな課題です。コスモエネルギーホールディングス単体の話ではなく、このエネルギー業界全体がたくさんの課題を抱えていて、これからどんどん変わっていく必要があります。私は、「課題はいっぱいあるほうが楽しい」と思うタイプなので、この会社にジョインする前は、純粋にワクワク・ドキドキの気持ちしかありませんでした。

 また、「DXはこの会社が変革を遂げるためのイネーブラーになるだろう」ということは、着任前に役員の方々とお話しする中で感じていました。もちろん、私が入るまでに、DX推進の動きがまったくなかったわけではありません。グループ内それぞれの会社、それぞれの部署でみなさんが業務改革やデータ活用の強化に向けて尽力されていました。ただ、そのような中で、私が自分の役割として認識したのは「グループ全体を見て、DX戦略をオーケストレーションしていくこと」です。加えて、「データを情報に変えて意思決定できるような、データドリブンな組織にしていくこと」「そのための人を育てていくこと」も重要なミッションであると考えていました。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/11/16 09:30 https://markezine.jp/article/detail/40364

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