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【特集】明快な方程式がなくなった、メディアプランニングの今

WBC期間中のテレビCM投下量が話題 カーネクストのメディアプランニング

 3月に開催された「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」。テレビで観戦していた人においては、試合と同じくらいある企業のテレビCMが強く印象に残っているのではないだろうか。Web完結型の中古車買い取りサービス「カーネクスト」のテレビCMだ。錚々たるナショナルクライアントと並んで同イベントに協賛したカーネクストは、従業員数100名規模のベンチャー企業でありながら、テレビやラジオなどのマスメディアで大胆なプロモーションを展開している。こうしたメディアプランニングの狙いと、それが実行できる理由について、マーケティング部の高吉隆漢氏にうかがった。

※本記事は、2023年6月25日刊行の『MarkeZine』(雑誌)90号に掲載したものです。

潜在層の認知拡大を狙ってマス広告に注力

──カーネクストと言えば、タレントの朝日奈央さんを起用したテレビCMや、WBC(WORLD BASEBALL CLASSIC)開催期間中の圧倒的な露出量が印象的です。まずはメディアプランニングの全体方針をお聞かせください。

 デジタル広告を大黒柱としたメディアプランニングを展開しています。「カーネクスト」はWeb完結の中古車買い取り事業であることから、デジタル広告が顕在層に最も当たりやすいと考えているためです。

カーネクスト マーケティング部 リーダー 高吉隆漢(たかよし・りゅうじ)氏
カーネクスト マーケティング部 リーダー 高吉隆漢(たかよし・りゅうじ)氏
大学卒業後、ECサイトの運営会社に就職。宿泊施設のプランなどを扱う“コト商材”の企画営業に従事。Web上での集客・商売に魅力を感じ、Web完結型の中古車買い取りサービスを展開するラグザスグループにジョイン。現在はカーネクストを日本一のサービスにするため奮闘中。

 とはいえ、顕在層ばかりにアプローチしても今後大きな成長は見込めません。そこで潜在層における認知を拡大するため、デジタル広告に加えてオフラインの広告、いわゆるマス広告への出稿も含めたプランニングをしています。ほかにも、マス広告ではアプローチできない一部の層──たとえば「ABEMA」しか見ない層など、セグメントを細分化した上で戦略を考えています。

 マス広告にも力を入れ始めたのは、ここ数年のことです。カーネクストのローンチから約10年間、事業のフェーズごとに戦略を変えてきました。最初の数年間でデジタル広告に注力し、少しずつ基盤を作り上げたことで狙った層にアプローチできるようになりました。現在はその次のフェーズにいると考えています。

──カーネクストのメイン顧客はどのような人ですか?

 車を所有する全世代が顧客層となりますが、特に車の所有者が多いとされる40代・50代のお客様をメイン顧客に設定しています。

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/06/27 09:30 https://markezine.jp/article/detail/42542

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